会計の勉強は何から始めればいいか

8月も中旬に入り、トロントでは最高気温が25度を上回ることが少なくなってきた。秋の気配が漂う。

さて、仕事柄、経理を専門としない方から「会計を勉強したいのですが、何から始めればよいでしょうか」と聞かれることがある。私は日商簿記の初級から始めて、3級合格を目指すことをお勧めしている。

日々の仕事で忙しい人に簿記の勉強を勧めるのは気が引ける。簿記は「入り」が一番難しく、根気がいる。コンセプトが特殊で、なかなか頭に入ってこない。仕事が終わって疲れたときに、そんな勉強に取り組むのはしんどい。

ただ、会計を勉強したいと思っている人は、長年にわたっていつまで経っても晴れないモヤモヤを抱えていることが多い。であれば、急がば回れということであえて簿記の勉強を勧めている。

日商簿記の場合、昔の4級が初級になり、その先3級から1級まである。まずは初級から始めて3級を目指すのがいいと思う。仕事をしながらでも3か月くらいで終わるのではないだろうか。

3級に合格する頃には、会計記録の最小単位である仕訳が理解できているはず。会計はどんなにレベルが上がっても、仕訳を考えているにすぎない。決算書も仕訳の集合体だ。3級に合格すれば、少なくとも仕事で触れる会計の数字がなんとか理解できる。これは大きい。

教材を使って勉強する場合は、日本(もしくは日本のAmazon)で探すことを推奨する。小学生が習う算数同様、簿記も北米より日本のテキストの方が圧倒的にわかりやすい。英語の用語は後から覚えればいい。

最近はYouTubeでも良い動画がたくさん出ている。クライアントの方にふくしままさゆきさんのチャンネルを紹介されて見たところ、なるほどと思った。

日商簿記は海外で受験できないのが難点。個人的には合格実績などなくても仕事で使えればいいのではないか思うが、受けたい方は一時帰国時などに受験する必要がある。

簿記の基礎は応用できる範囲が広いため、投資対効果が非常に大きい。仕事で経理に触れる機会がある方は是非どうぞ。

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